2006年海上労働条約は、条約を批准した締約国が、国内法として導入して初めて、船主や船員、船舶に適用されます。そのため、本条約はすべての締約国が実施すべき最低基準を定めています。

締約国を旗国とする船舶で、500総トン以上の国際航海に従事するすべての商船は、海上労働証書(Maritime Labour Certificate) 及び海上労働遵守措置認定書(Declaration of Maritime Labour Compliance)を保持し、本条約を遵守していることを証明する必要があります。

また締約国には、本条約に基づく自国の義務を自国のポート・ステート・コントロールを通して実施することが求められています。予定航路に従い、又は運行上の理由によって締約国に寄港する各外国船舶に対して、船内の船員の労働条件や生活条件に関する本条約の要件の遵守状況を検査対象とすることができます。

* 当サイトでは、条約の批准に伴う船員法の改正にあわせ、条約名等の訳語を統一しました。

背景

2006年海上労働条約(MLC2006)は、国際労働機関(ILO)により2006年2月に採択された船員の海事上の労働に関する包括的な国際労働条約です。これは正当な労働条件に対する船員の権利を規定し、船主の公正な競争を促しています。この条約は、海事労働関連のこれまでの国際法を現代に即した形で統合、改定したものであり、世界中で適応でき、誰にでも理解しやすく、すぐに導入し、一律に実施することを目的としています。本条約は、海運業界の品質に係るIMOの主要3条約(SOLAS、STCW及びMARPOL)と並ぶ、国際海事規則体系の「第4の柱」と称され、世界的な法規範となるために策定されました。

本条約が発効する2013年8月20日以降は、各締約国の批准が登録された日から12ヵ月後に、当該国において条約の効力が生じます。

<関係資料>

クラブ英文MLC専門サイト - 英文関連資料、各締約国情報、ILO関連資料等を掲載しています。
ILO MLC専門サイト

クラブ回覧16/16 - 改正海上労働条約の金銭的保証の要件について
クラブ回覧13/16 - 海上労働条約について
クラブ回覧10/13 - 2006年海上労働条約(MLC)の発効 - 金銭上の保証
クラブ回覧08/13 - 2006年海上労働条約(MLC)の発効
Legal Briefing:2006年海上労働条約(和文)(英文)


<2006年海上労働条約に関するQ&A>

IG FAQs 2016(英文和文
Club FAQs 2013(英文和文

2016年10月19日更新



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