P&I保険の特徴のひとつに、保険料に対して高額な保険金が受けられることがあげられます。それは、国際グループ加盟のP&Iクラブが共同で巨大事故に対応できるような再保険の仕組みを構築しているからです。下図は2012年度に国際グループが契約している再保険の仕組みをあらわしたもので、金額は一事故あたりの保険金額を米ドルで表示しています。
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一事故につき800万米ドル(以下ドルと表示)までのクレームは事故当事者の所属するクラブ自身が負担します。(クラブ・リテンション)
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| ・ | 800万ドルを超えて6,000万ドルまでは、グループ・クラブ間で相互に負担するプール・クレームとなります。
尚、プール・クレームのうち3,000万ドル以上の大型クレームについては、国際グループのキャプティブ再保険機構、Hydraと再保険契約する形をとっています。
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| ・ | 6,000万ドルから20億6,000万ドルまでのクレームについては、国際グループが一契約者として超過再保険契約をロイズ・マーケットで締結しています。
この再保険契約は段階的に3つの層(Layer)に分かれており、それぞれの層は別立ての条件でブローカーを通し契約しています。現在、第1層の25%についてのみ、上記Hydraに再保険契約をしています。
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| ・ | 尚、油濁事故のてん補限度額は10億ドル、船客に係る責任については上限20億ドル、船客と船員に対する責任は30億ドルの限度額が別途設定されています。
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| ・ | 超過再保険の限度額、20億6,000万ドルを超える巨大事故はオーバースピル・クレームと呼ばれ、再び国際グループ・クラブのプールとなって、グループ・クラブすべてのメンバー船主が負担することになっています。このオーバースピル・プールの限度額は、1976年船主責任制限条約(76LLMC)の物的責任制限金額の2.5%とされており、クラブ・ルール第22条第5項D項に記載されています。国際グループでは、2012年度も引き続きオーバースピル・クレームのうち10億ドル相当のクレームをカバーする再保険を契約し、巨大災害や大型客船の事故などに備えています。
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| 上記の通りP&Iクラブの国際グループ全体でプール及び再保険契約を構築することにより、高い保険担保力を提供しています。(クラブ回覧02/12参照) |
UK P&Iクラブ日本支店
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